PENESTRATORIUM REPORTS
Thursday, February 28, 2008
  categorizing aren't dividing

最近またDubstep熱が急上昇中。
一昨年ぐらいから聞き始めてるが、当時はまだ全体的に荒削りだったから「飽きるのも早そうだな〜」ぐらいに思っていた。ここへきて洗練と熟成が進んできていると思う。立て続けに三枚のアルバムを購入。

BURIAL / Untrue
PINCH / Underwater Dancehall
CASPA & RUSKO / Fabric Live 37

それぞれ毛色は違うが、とりあえず全部良し。別にアフィリとかやってるわけでもなし、サボります、そこは。
これを読んで買おうと思う人がいるかどうか知らんが、目安ぐらいは書いとこか。

「3つのうち下に行くほどテンション高め」、以上。

あとは各々で判断してください。

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とはいえ、一つのジャンルの話から始まったのでもう少し枠を広げてみようかと。
世間ではよく

「ジャンル分けなんてクソったれ」
「カテゴライズは商業主義的な理由でされる」

なんていう意見が聞かれる(特に音楽ギョーカイ)。
まぁ、かくいうオレも以前はそう思ってた感がある。

ホントにそうか?

例の有名な「No wall between the music」。
文面通りの意味でこれは正しい。これを、「壁なんてぶち壊せ」と読むと途端におかしな事になる。あくまで文面通り、「そもそも壁なんて無い」が正解。ジャンル分けやカテゴライズを否定する人は、大抵それに付随してくる(と思い込んでいる)「壁」を攻撃する。たとえ憎もうが、攻撃を試みようが、そもそも実体が無い。だから「仮想敵」以上には決してならない。

なら「仮想」しなきゃいい。
これでみんなハッピー。

思うに、先のDubstepも含めてジャンルやカテゴリーは「系」に似ている。そのジャンルに魅力があるから人が集まって、それが少しずつ広がって、やがてコミュニティーを形成する。
太陽の重力に引かれて、太陽「系」ができる様に。
いて座A*の超重力に引かれて、銀河「系」ができる様に。
それらにもやはり、「壁」なんて無い。

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(いや〜、こんな教示的な内容にするつもりはなかったんだが)

こういう考えから最近、「魅力=重力」の図式で「世界」について考える。
ジャンルを問わず、作品のウリは一言で言えば魅力だ。魅力ある作品ほど大きなコミュニティー=世界を形作る。作り手としてそれなりの野望があれば、誰だってダイナミックな世界を夢想する。

作品はその作者を、作者以上に作者について雄弁に物語る。
これがホントなら、逆説的に言えば作者に魅力が無きゃ作品にも魅力が宿らないということでもある。

というわけで最近、
クリエイターにとって最も重要な要素は、

「モテること(性別問わず)」

だと考えるわけです。

ユーモア万歳
ウィット万歳

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なんだこのオチ・・・
おかしな時間に書いてるからな、テンションもおかしいわけです。

ではでは
 

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Personal Review:

基本的にアーティストやクリエイターといった人たちは、そう思い込んでいるケースも含めて、理工系の思考が苦手だ。この本の著者はその辺もかんがみて、可能な限り理論や計算式を省いて、直感的にサウンドに関わる電子回路や部品の説明をしてくれる。「サウンド〜」とあるだけに、当然そちらに傾いた内容ではあるが、音楽好きでこれから電子回路を学ぼうという人にはオススメの一冊。
巻末にはミキサー、イコライザー、入出力回路といった、オーディオ系回路の図案と説明も載っている。

表紙>

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