PENESTRATORIUM REPORTS
Monday, November 17, 2008
  Make to Made

Make02: Tokyo Meeting無事終了。
もう色んなところで報告されてるから今さらって感じもあるが(みんなマメだな・・・)。以前Dorkbotで作って売れ行きが良かったResistaとSiren Machineを再び販売。個人(てか、ゲリラ屋台)ではそこそこの売り上げを記録したんじゃなかろか?おそらく機材費や材料費に消えるんだが・・・

会場全体も予想以上の盛り上がりで、来場者数1200人超ってな。この国のGeeks'n Freaksの多いこと多いこと。前回のDorkbotでは場所が横浜ってこともあってか、ワリと小洒落た人も多かったんだが、今回は見た目からしてコアな連中が多かった。

Resistaに寄せられた質問も、「実際に抵抗として使えるのか?」ってのが多かった。ヴィジュアル的なリアリティーにはある程度こだわって作ったが、アクセサリー以上の機能的リアリティーを持ち込むつもりもなかったし、元々のコンセプトは「抵抗せよ!」だったからな。実際に抵抗として使えるってのは売り文句にはなりそうだけど、本来のコンセプトがボヤケそうなんでバージョンアップをするか否かは考えモノだ。

んで
ウチの研究室にご協力ありがとうございましたってな感じで「Maker's Notebook」が届いた。TシャツはMサイズしかなかったから学生その他に回した分こっちを強奪。



見た目はポップだが、かなりハードコアなリファレンスが巻末についている。
・各種単位換算表
・国際コード表
・抵抗のカラーコードの読み方
・コンデンサーの換算表
・主要なICのピン配置

さらに
・各種素材に対応する接着剤の分類表
・各種言語で”Hello, World!”を表示するためのコード表
・アイザック=アシモフのロボット法全文(?)
・などなど

と笑ってしまうものも多数あるが、眺めているだけで結構面白い。



今週末は展覧会の設営とワークショップのため富山へ。出します。

その足で週末は金沢へと回ってみるか。これを理由に金沢市内を歩け歩け大会。
 
Thursday, November 06, 2008
  Remix


社会人としては普通ありえない一週間にも及ぶお休みを満喫
職場では今ごろ学生達が祭りに興じてることだろう

先日の宇宙パーティーでDJしたこともあってか、ウワサ(?)を聞きつけた芸祭実行委員から多摩美の校歌をリミックスしてくれないかとの打診を受ける。存在自体は知ってたが、ちゃんと聞いたことが一度も無い。おそらく大半の多摩美生は「そんなんあったの?」てな反応を示すだろう。

曲作り自体ちょっと手を出しては放置プレイを繰り返してきた俺だったので全くもって自信がなかったが、これも何かの縁ってことでサクッと仕上げた。俺は芸祭に行っていないのでどうなったのか知らないが、多分校内で他のリミックスと共に流れされてたんだと思う。

TAU (Natural Born Creators Mix) / Stimula

始めっから校歌をぶっ壊すつもりでいじってたから、何度も聞いたハズなのに全然覚えてない。
愛があるかと言われれば、多分無い。

曲作りのしんどいところは、何度も聞いてるうちにだんだんその音に飽きてきて、仕舞いには嫌いになってしまう様な感覚。日頃インスタレーションとか立体物をいじってる限り、あまりそういった感覚にはならない。DTMのお手軽さはそういった負の感覚をも制作現場に持ち込んだんではなかろうか(まぁ、制作プロセスにもよるとは思うが)。

多分こういう制作の場合、コツは「気に入らなければ躊躇無くぶっ潰してやり直す」ことだろう。
時間と手間をかけて作ったパーツを躊躇無くポイしてしまうのは、言葉にするほど精神的に楽なものではない。
ミュージシャンに楽天家が多いのは、こうして精神的に叩き上げられているからかも知れない。

幸い今回は飽きたり、嫌いになったりすることも無く楽しく仕上げられた。
まぁ、作曲に関しては完全にペーペーなので、墓穴を掘らないうちにこの辺で。


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そういえば
先日AZM、A美ちゃん、オレという妙な組み合わせで横浜トルエンナーレに行った。
文化の日にも関わらず、ゴチャ混みという感じではなくて安心したが、この国でのアートの地位の低さを再認識。
インサイダーとして息巻いたところで、これが現実。
オレはアウトサイダーでいたい。

正直、「予算減ったね?」的な印象が拭えない。
初回の印象が根強いだけに、「続くのか、これ?」といった不安も感じる。

また、最近の作品よりもロドニー・グラハムやオノヨーコの古い作品にパンチを受けたのが印象深い。
『ポテトを銅鑼に投げ当てる』でオレとAZMは周囲が引くぐらい爆笑していた。
まさか西洋人に、あそこまで日本的な「間」を重視した笑いを披露されるとは思わなかった。

しかも69年制作ってか
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Personal Review:

基本的にアーティストやクリエイターといった人たちは、そう思い込んでいるケースも含めて、理工系の思考が苦手だ。この本の著者はその辺もかんがみて、可能な限り理論や計算式を省いて、直感的にサウンドに関わる電子回路や部品の説明をしてくれる。「サウンド〜」とあるだけに、当然そちらに傾いた内容ではあるが、音楽好きでこれから電子回路を学ぼうという人にはオススメの一冊。
巻末にはミキサー、イコライザー、入出力回路といった、オーディオ系回路の図案と説明も載っている。

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