PENESTRATORIUM REPORTS
Saturday, May 17, 2008
  GR & else

リコーのGRを買った。
久々に手元にコンパクトデジカメ。
相方からは「28mm単焦点なんてシブすぎ」とも言われたが、まあいい。
しばらくはこれで諸々がんばる。

写真は買ったその日に実家から届いた”ちまき”。
毎年親戚が作ってくれる。
葦の葉で餅を巻いてある。5分ほど熱湯に浸けて、砂糖をつけて食す。
葦の葉の清々しい香りが餅にうつって、何とも言えず美味い。
完全に季節モノ。年に一度。

昔からオレにとって”ちまき”と言えばこれだったから、世間的にはより有名な”中華ちまき”を知った時は「なんだこりゃ?これがちまき?」と思ったもんだ。オレは味的にも心理的にも、親戚が作ってくれた”ちまき”の方が好き。

巻いた葦の葉がほどけない様に、更にイグサを巻いて縛っている。最近このイグサが近所で採れなくなって来たんだとか。モニター越しに見る環境破壊より、こっちの方がよっぽどリアルに感じる。

我ながらゲンキンなもんだ。

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先日、通勤中に同じ車内のすぐ近くで痴漢が発生した。

なんか後ろの方が騒がしかったから聞き耳を立てていたら、1人の女子高生が泣きながら男を問いつめている。男は必死に否定するも、周りにいた他の男に取り押さえられて新宿で駅員に突き出される。車内からドドドッと降りる際にバッチリ顔を見た。普通にしてればそこそこモテそうな、30代の小洒落た男。顔面蒼白。

駅員に引き渡される瞬間、男逃亡。

ホームから線路に飛び降り、猛ダッシュ。車両の最後尾の更に一番後ろだから、ちょっと行けばすぐ電車は途切れている。そのまま男は広い線路地帯を縦横無尽に駆けたことだろう。その後しばらく新宿を通過する全てのJR線が止まった。オレは京王線だったから、その難は逃れた。

その日のニュースに挙がってなかったから、ひょっとしたらそのまま逃げ仰せたか。
あるいは、日常的すぎてニュースにもならないのか。
いずれにせよ、イヤな話だ。

別に男を擁護するつもりはないし、ましてや痴漢行為を良しとする意味で言うわけじゃないが、実際のところその男が痴漢だったのかどうかはよくわからない。実際に現場を見たわけじゃないし、そもそも朝の埼京線は、まず下の方が見れるほどの隙間が無い(それが諸悪の根源だと思うが)。女の子にはかわいそうな言い方かもしれないが、それでも裁くのはあくまで裁判所だ。

なぜわざわざこんな事を書いたかというと、もし何もしてないのにいきなり自分の腕を掴まれて「この人、痴漢です!」とか言われたらどうすんべ、とどうしても考えてしまうから。いざ間近でそんな場面を見てしまうと、手のやりどころに困る(いっそ万歳でもするか)。

映画「それでも僕はやってない」が有名になって(もともとか?)、去年は「美人局」事件まであった。もはやどう気をつけたらいいのかもよくわからないが、ひとまず副都心線開業の効果に期待する以外ない。


注)”ちまき”と”ちかん”は関係ありません。
  痴漢をDashboardのガジェットで英訳しようとしたら"痴China"と出たが、別に差別的意図はありません。
 
Friday, May 02, 2008
  Cross Talk

もう5月
ウソみたい

Francesco Tristanoにハマる。
いいピアノ曲聞きたいなぁ、と思ってた矢先にC2の新しいアルバム[SESSIONS]にリミックスが入ってて初対面。その勢いで本人の[Not for Piano]を購入。
(てか、ようやくPlanet-Eのサイトがまともになってるかと思いきや[SESSIONS]しかフィーチャーされてない・・・。レーベルサイトやんか!もっと色々出しとるやんか!そして相変わらずの変態ベイビーフェイス)

初と言えば、今さら初アマゾンにて購入。こいつぁ社会人の味方だな。

どうやらこのピアニストはデトロイトテクノがお好きなようで、[Strings of Life]や[The Bell]なんかもピアノでやってる。決して忠実ではないが、デトロイトテクノのツボをよく押さえてる。個人的に[Strings of Life]はちょっとキラキラしすぎてて、決して王道的ではない様に思う(いい曲には違いないが)。Francescoの方はというと、キモとなるメロディーラインのリフをメインに構成されている分、ミニマルミュージックとしてのデトロイトテクノ感が全面に出てる感じ。オレがC2を好むのも基本的にそういったミニマリズムがベースにあるからだな、多分。

そういえば以前からこういったジャンル間のクロスオーバー系、ブレンド系を好んで買うことが多い。
Metallicaの[S&M]に始まり、
C2の[Detroit Experiment]、
Jeff Millsの[Blue Potential(DVD)]、
DJ Vapourの[Mr. Mingus]もジャズとD&Bのクロスオーバーと言えるのかな
Venetian Snaresとか、Burnt Friedmanとか・・・
(まだ他にもあるような気がするが、パッと出てこない)

邪道と言う人もおそらくいると思うが、なんか好き。
新たな可能性への期待についつい手に取ってしまう(裏切られることもそれなりにある)。
あるいは初めの[S&M]が個人的に良かったからかもしれない。

とはいえFrancesco、ちゃんとバッハやラベルなんかも演る。
今度はそっちの王道も買ってみるか。

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そういえば

昨日、建築家のレム=コールハースが多摩美に来るかもしれなかったとか。新しい図書館を見に来たかったらしい。もし来ていたら、3,4年前にシュヴァンクマイエルがお忍びで来た以来の大事件だったのかも。こういう場合、おそらく近日中にまた来ると思われる。このギョーカイ、敵状視察は大事。

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最近本気でミリタリーをテーマに作品を作ることを思案中。日本国民であるが故に効果的な側面はあるだろうし、良くも悪くも平和主義者が多い業界だけにやる意義はありそうだ。

今の作品が落ち着いたら本気でリサーチかけてみるか

取り留めないが、今回はこんな感じで
 

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Personal Review:

基本的にアーティストやクリエイターといった人たちは、そう思い込んでいるケースも含めて、理工系の思考が苦手だ。この本の著者はその辺もかんがみて、可能な限り理論や計算式を省いて、直感的にサウンドに関わる電子回路や部品の説明をしてくれる。「サウンド〜」とあるだけに、当然そちらに傾いた内容ではあるが、音楽好きでこれから電子回路を学ぼうという人にはオススメの一冊。
巻末にはミキサー、イコライザー、入出力回路といった、オーディオ系回路の図案と説明も載っている。

表紙>

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